【全二話】浄水場で働くにはどうしたらいいのか。私は仕事中に会社を抜け出して面接に行きました。笑【後編】
はいどうも、やんやんです。
前回の続きから書いていきたいと思います。
前編を読んでない人はこれから読んでね↓
予想外の二次面接
まさかの二次面接ですよ。
有給は使っちゃったし、どうしたものか。
面接に行くことができないと別の人が採用されるっぽいし、ダメもとで面接の日程を土日にできないか聞いてみたところ、やっぱり無理でした^^
どうやらマジで詰んだらしいです。
帰りの車の中でどうしようどうしようとそわそわしていたのを今でも覚えてます。
これは仮病を使って会社を休むしかないなーと思ったけど、二日連続で休むことになるから、それはまずい気がしてできませんでした。
残された道はもう一つしかありません。・・・そう、
会社を抜け出して面接に行く
今思い返してみれば、かなりヤバいことをやったなと思いますね。
仕事の最中に会社を抜け出して面接に行く。
頭おかしいですね。笑
というかそもそも抜け出せるのか?と一瞬考えましたが、こんなブラック企業はもうクビになっても構わないと思っていたので、5秒後には抜け出す方法を考えていました。
というのも、私が働いていた部署は100名以上が同じフロアで働いていたため、トイレに行く人とかで結構席を空けている人が多かったから一人ぐらい居なくても気づかれない自信がありましたし。
また、私の隣は壁側で右の席には先輩社員ただ一人しかいません。
この先輩は、私が転職することも有給使って面接に行くことも話したほど、会社で一番信用している人物だったので、きっと協力してくれる。
いや、彼の協力無くしてこの作戦は成り立たないから何としてでも協力させるしかありませんでした。
正直、こんな頭おかしい作戦を許してくれるかどうか聞いてみないと分かりませんし、断られたらそこで試合終了なので、その日は一睡もできませんでした。
運命の日
この日はずっとそわそわしていたので、いつもより早く会社に行き先輩が来るのをきょどりながら待っていたのを覚えています。
そしてついに先輩が来ました。
私は早くこのそわそわを抑えたかったので、前置きなどはせずに単刀直入に話しました。
「今日、面接に行くから抜け出すよ」と
すると
「うはーwまじかw こっちはまかせろw」
↑これだけでした。
一瞬驚いた様子でしたが、なぜか意外にもノリノリなんですよ。
まあ何はともあれ、先輩が協力してくれるという事なので、その後は面接の時間まで普段と変わらず普通に仕事をして時間が来るのを待っていました。
そして待ちに待ったこの時。
先輩をちらっと見て無言でうなずくと、先輩も無言でうなづき返してくれて、これで脱出スタートです。
何食わぬ顔でトイレに行くふりをして裏口から駐車場までダッシュ。
裏口から駐車場まで距離にして30メートルぐらいですが、その距離は果てしなく長く感じました。
きっと脱獄犯ってこんな気持ちなのかなーとか思いながらの全力疾走。
自分の車に乗り込むまで心臓バクバクでした。
誰かに見られてないかな。会社のお偉いさんに見つかったら終わりだなとか考えながら、車の中で息を整えました。
それから車のエンジンをかける時の音。意外とおおきいw
ヒヤッとしましたよ。
こんな時間に駐車場に人がいるわけないのに、なんでエンジン掛ける音がするのかな?と疑問に思った人が見に来るのではないかなとヒヤヒヤしました。
しかし、結局誰にも気づかれることなく脱出成功しました。笑
それから普通に面接をし、その場で採用されました。以上。
かなり尻すぼみなになりましたが、これが私が仕事中に会社を抜け出して面接に行った話になります。
ちなみに面接後は普通に会社に戻り、私がいない間どうだったのか先輩に聞くと、
「誰も気づいていなかったよ」とのこと
意外と気づかれないもんなんですね。
という事で私の作戦は大成功。
ブラック企業を無事卒業して、晴れて臨時職員になる事が出来ました。
それから1年後、浄水場の業務を委託管理している民間の企業に移り今も働いています。
めでたしめでたし。